氷河期世代にポジティブな名前を

産経ニュース

 私はこの世代に属する人間です。バブルが崩壊してから就職活動をしました。会社説明会や採用試験に、なんであの大学の人がここ受けてるの?って人たちがきて驚かされたり、弾き飛ばされたりしました。就職してからも給料が上がったと思ったらカット、上がったと思ったらカットでほとんど増えてません。上にはバブル世代がごっそりといまして、今じゃ考えられないけど当時はなんて話を何度も聞かされました。

 友人にも高年齢フリーターの人間がいますし、今は辛いけど景気が回復したらこの世代からも採用してくれるはずと思っていましたが、やっぱり新卒から取るんですね。

就職氷河期 - Wikipedia

2007年の団塊世代の大量退職によって大量の雇用が見込まれているが、ほとんどの企業は新卒者によって補う意向で、就職氷河期世代の救済にはつながりにくいという見方が支配的である。

 フリーターの増加は社会問題、構造問題なはずです。この世代が特に就職に対して意識が低かったりしたわけではなくて、単に需要が少なかっただけです。企業にとっては人件費が安く済むのでフリーター増加はなんの問題でもないのでしょう。しかし、少子高齢化がこれからもどんどん進むのですから、この世代はさらに少ない人数で上の世代の年金を負担しなくてはなりません。もう少し私たちの世代も声を大にして抵抗しないといけないのかもしれません。

 ただ、私たちの世代は割を食った世代ですが愚痴ばかり言っていても仕方ありません。フリーター問題について主張するところは主張するとしても、ポジティブにいかないといけません、そう考えないとやってられませんし。そう考えるとこの世代の長所って何でしょう。自分の世代のことなのであまり客観的に見れないので、他の世代の方からみた感想をお聞きしたいのですが、自分でも考えてみると、他の世代より厳しい競争にさらされた世代ではあると思います。入ったときから会社は辛い状態ですから甘やかされてもいません。同じ会社の他の世代よりは厳しい環境を耐えてきたので優秀なはず。高競争力な世代なはずなんです。(そう信じたい)

 なので「氷河期世代」とか「バブル崩壊後世代」とか「断崖世代」とかではないもっとポジティブな名前をつけて頂きたいところです。ただでさえ割を食っているわけですから、名前くらいは気持ちよく働ける名前にして欲しいところです。良い案を募集しています。